ソウル可楽市場が開場日数を短縮しようとする動きに対し、生産地が激しく反発しています。貯蔵性が低い農産物の特性上、土曜日の3月2日と4月6日に試験的な休業を強行すれば、出荷の遅れと特定日の洪水出荷による被害を生産農家がそのまま引き受けることになってしまうからです。

このような中、ソウル市農水産食品公社は、春に予定していた2回の試験休業計画のうち、4月の日程を中止することを決定しました。

農協品目別全国協議会の会長団は23日、「可楽市場の開場日数短縮反対声明」を通じて、「3月と4月に予告された可楽市場の試験休業を即座に中止し、現行通り週6日競りを行うことを求める」と促しました。品目別全国協議会の会長団は、マクワウリ・タマネギ・ナシ・トウガラシなど34の品目別協議会会長で構成されています。

会長団は、「農産物の価格は数十年間ほぼ同じである一方で、肥料や農薬などの農業資材費と人件費は大幅に上昇している状況で、可楽市場の開場日数が短縮されると、農産物供給・価格の不確実性が増し、その被害は農民に戻らざるを得ない」と主張しました。そして、「農家が農産物の生産に専念できるように、可楽市場の仲卸業者を拡大し、循環勤務制を導入するなど、市場運営のための独自の対策を講じるべきだ」と要望しました。さらに、「正価・随意取引や農産物オンライン卸売市場取引などの代案的な農産物取引方法が十分に成熟するまで、現行の週6日営業を維持することを求める」と要求しました。

試験休業が予告されている3月2日が8日後に迫る中、出荷直前の生産地を中心に不安が雪だるま式に増えています。慶尚北道星州郡（郡守イ・ビョンファン）は19日に可楽市場の週5日営業に伴う緊急対策会議を開催しました。会議にはイ・ビョンファン郡守をはじめ、カン・ドス農協品目別全国協議会会長団議長（星州月項農協組合長）、星州地域の農協組合長、星州協同事業法人・農民団体の代表などが参加しました。参加者たちは、可楽市場の土曜日休業が星州マクワウリをはじめとする生鮮農産物の品位低下や相場下落などの悪影響を及ぼす可能性があるという意見に一致し、規制声明を出しました。

カン議長は、「可楽市場の週5日制導入は全国の卸売市場にも影響を与える可能性があり、可楽市場だけの問題ではない」とし、「具体的な代案なしに週5日制を拡大施行すれば、被害はそのまま農家に戻ることになる」と声を上げました。イ郡守も「3月3日は日曜日なので、試験休業を強行すれば2日間出荷が禁止されることになる」とし、「郡のレベルでマクワウリ産業に与える変化と影響を注視する」と強調しました。

「デジャトマト」の主産地である釜山デジャ農協（組合長リュ・テユン）も悩んでいます。2月現在、ここでは1日平均10トン程度を可楽市場に出荷しています。これは農家が収穫したトマトの60%に相当する量です。3月に入ると出荷量は現在より2倍程度増えると予想されます。

デジャ農協は今月16日、トマトを栽培する農民たちと共に可楽市場を訪れ、週5日制に関する生産地の意見を公社側に伝えましたが、受け入れられない状況です。

リュ・テユン組合長は、「可楽市場の休業日である3月2日に出荷する量を一旦釜山のパンヨ市場など地方卸売市場に分散出荷するよう誘導していますが、地方卸売市場は当日消化可能な量に限界があるため、供給量の増加に伴う価格下落は避けられない」と訴えました。

慶南地域の施設ピーマン・イチゴの主産地の世論も良くありません。チェ・ジョンサム密陽無安農協販売流通事業所次長は、「農家たちがピーマンの生産量が急増する3月以降を既に心配している」と伝えました。シン・ジョンホ晋州金山農協組合長は、「イチゴは1日出荷できなくても商品性を失うため、2日連続の休業はイチゴ農家に価格下落の直撃を与えることになる」と吐露しました。

物流費や人件費などの追加費用負担を心配する声も多いです。全羅南道光陽市辰月面でレタス・セロリの農業をしているホ・セングさん（59）は、「可楽市場に出荷するために個人の軽トラックを利用していますが、2～3日分の量を積む車両を確保するのは簡単ではない」とため息をつきました。ファン・ジョンギュン光陽東部農協農産物生産地流通センター（APC）センター長は、「数日間仕事を休むと作業員を確保するのが難しくなるだけでなく、3日分の仕事を1日にすることも業務負担を増やす」と嘆きました。

公社と流通人は一歩引いた立場を取っています。ソ・ギョンナム公社流通革新チーム長は、「第4次試験休業日として予定していた4月6日は、イチゴ・トマト・マクワウリなど貯蔵性が弱い農産物が多く出荷される時期である」とし、「該当生産地の懸念を反映し、4月6日は市場を開くことにした」と20日に発表しました。続けて「貯蔵性が弱いイチゴ・キュウリ・トマト・カボチャなどを必須品目に指定し、可楽市場の柔軟運営に伴う代案を模索中」と付け加えました。

イ・ジェフン韓国農水産物卸売市場法人協会可楽市場支会事務総長は、「市場内の荷役労組や仲卸業者だけでなく、卸売市場法人でも劣悪な労働環境などで新規採用が難しいのは事実」としながらも、「第4次試験休業を中止した以上、可楽市場の労働環境改善のための議論も並行すべきだ」と述べました。

ソ・ヒョサン、光陽=チャン・ジェヒョク、星州=ユ・ゴニョン・キム・ダジョン、釜山・密陽=キム・グァンドン、晋州=チェ・サンイル記者